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雑文。

雑記と主にテニプリ&気の向くままのジャンルのSS(ベーコンレタス)を置いています。

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2024/11/23(Sat)03:11

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過去サイト作品。

2008/05/03(Sat)15:31

イヅ一(BLEACH)
 
家ン中全部をクリスマスで飾られて、夕飯もチキンやらケーキやらで、
さんざん騒いだ家族の輪から外れて部屋に戻ると、
そこだけ違う空間みたいにぽっかりとしてた。
寒さが身を包む。
開けっ放しにしてた窓から吹く風にカーテンがなびいていた。
そういやぁ空気換気すんのに空けてたっけ、なんて頭の隅っこで思い出す。
電気をつけてベッドに乗って窓を閉めると、意味もなくタメ息が零れた。
そのままベッドに寝転がる。
身体の力を抜いて瞼を閉じると、窓を閉めたはずなのに風の存在を感じた。
暖房をつけた覚えもなくて、ゆっくりと閉じた瞼を開ける。
そしたら、灯りをつけたのに、部屋の中に暗さを感じて。
「あ、えっと・・・こんばんは、一護くん」
「うへぇッ!? イ、イヅルさん?!!」
視界に捉えた人物に思わず奇声が出た。
自信なさげに笑うのは間違いなくイヅルさんで。
隊長がいなくなってアッチでてんてこまいに働いてたはずじゃ・・・、と反芻する。
頬が掻いて口ごもるイヅルさんに、どうしたんですか? と訊くと、
「いや、何か、阿散井くんが『行って来い!』って」
言ったんだけど・・・、と目をそらしながらも教えてくれた。
あの赤毛か、と頭をかかえるがそれよりも嬉しさがつのる。
色んな意味で覚えてやがれ、恋次。
「そ、そういえばっ、今日って『くりすます』なんだってね!」
窓の外の景色を見ながらイヅルさんが言う。
「あ、あぁ、はい」
俺が答えるとイヅルさんは何かぶつぶつ呟きだして、
何だっけなあれ、としきりに繰り返していた。
俺には何もすることはなくて、ただイヅルさんの行動を見てるしかなかった。
すこしするとイヅルさんは思い出したいものを思い出したみたいで、
窓から俺のほうへ視線を移した。
「その、めりーくりすます、一護くん」
あっ、合ってるよねっ?、とあたふた訊いてくるイヅルさんに笑いがこみあげてきて、
失礼だと思いつつも喉で笑ってしまった。
笑って閉じてしまう瞼の隙間から見える姿がまたおかしくて更に笑ってしまう。
笑いながらもコクコクを頷けば、ほっと肩を下ろすのが見えた。
一通り笑いが治まって息も整って、俺のイヅルさんに言った。
「Merry Christmas,イヅルさん」
それからちょっとして、イヅルさんはまだ仕事があるからとアッチに戻っていった。
 

イヅ一って可愛いんですよ。百合みたいで。(こら)
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過去サイト作品。

2008/05/03(Sat)15:29

虚一→雨(BLEACH)
 
支配したいと思ったのは、
ただの気まぐれ。
そして、
支配したいと思ったのは、
コイツが二人目。
ただ、
オレの主とは違う支配をしたいと感じた。
いや、
主よりももっと強く。
もっと強く支配したい。
とてつもない支配感が、
押し寄せてくる。
白い肌も、
細い身体も、
綺麗な黒髪も、
細い声すらも、
全て、
オレのモノに、
支配したい。
 

特に何を思って書いたものではありませんでした。

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過去サイト作品。

2008/05/03(Sat)15:28

一←リン(BLEACH)
 
届くことがないとは思ってはいても、
やはり想わずにはいられなくて。
結ばれることがないとはわかってはいても、
それを願わずにはいられなくて。
話すことも、
何もかもままならないというのに、
この想いだけは強くある。
近付きたい。
話したい。
伝えたい。
愛したい。
愛されたい。
それを願うことは、
わがままなことでしょうか?
この願いが、
叶うことはないのでしょうか?
 

リン可愛い。これ書いた時、相方にこっぴどく糾弾されました。(友との合同サイトだったので)

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過去サイト作品。

2008/05/03(Sat)15:24

茶←之芭(BLEACH)
 
創られたモノでも、貴方を好きでいていいですか?
創られたモノでも、貴方を愛していてもいいですか?
想うだけで、
想うだけでもいいんです。
想うことを許してください。
この想いこそ、許されないモノだと気付いていますから。
互いに想うことにならなくてもいいんです。
ただ、想えるだけで。
それだけでいいんです。
想うことを許してください。
でも、できうることならば、
愛して欲しい。
 


茶渡も之芭も、今も大好きです。他にもいるが(苦笑)

 

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過去サイト拍手ログ。

2008/05/03(Sat)15:22

一雨(BLEACH)
 
一「もうすっかり冬だなぁ・・・」
雨「そうだね」
一「・・・、暖かそうだな、オマエ」
雨「? ああ、コレ?」
雨竜の首元に巻かれているマフラーを見て、一護は恨めしそうにそう言った。
一護の首元には、何もない。
首元に巻いてある真っ白なふわふわしたマフラーの端をつまんで、それを雨竜は見つめた。
雨「・・・」
一「おい、雨竜?」
雨「・・・」
一「お~い」
雨「・・・黒、かな」
一「は?」
雨「マフラーの色だよ、君の」
マフラーをつまんでいた手を離し、一護の方へ顔を向ける雨竜。
二人はその場で立ち止まった。
一「何でだ?」
雨「・・・、ハァ」
一「何でタメ息つくんだよ!」
雨「君がコレを羨ましそうに見てるから、作ってあげようかと思ったんだよ」
一「・・・マジ?」
雨「マフラーは二日くらいあれば編めるしね。・・・色は黒で良いだろ?」
一「何で」
雨「家に黒の毛糸があるし、コレと対照色だし、君の名前に『黒』って入ってるから」
一「・・・、そうか」
雨竜から視線を逸らし、頭を掻く。
そんな一護を雨竜は訝しそうに見やった。
雨「気持ち悪い」
一「なっ!?」
雨「頬を赤く染めるな、頼むから」
サッ、と踵を返し、さっさと歩いて行ってしまう雨竜を、一護は小走りで追いかけた。
一「恥ずかしいならそう言えっての・・・っ」
追いかけながら呟いた言葉に、雨竜には気付かなかった。
そして、踵を返したときに、
自身の頬も赤く染まっていたのを一護に見られたことも、雨竜は知らない。
追いついた一護は雨竜の隣に並ぶと、雨竜の手を取り、握り締めた。
雨竜は一護の手を振り払おうとするが、力で勝てるはずもなく、そのまま二人で帰路についた。
ある日の帰り道の出来事。
 


過去サイトの作品です。

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