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雑文。

雑記と主にテニプリ&気の向くままのジャンルのSS(ベーコンレタス)を置いています。

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2024/11/23(Sat)08:27

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過去サイト拍手ログ。

2008/05/03(Sat)15:22

一雨(BLEACH)
 
一「もうすっかり冬だなぁ・・・」
雨「そうだね」
一「・・・、暖かそうだな、オマエ」
雨「? ああ、コレ?」
雨竜の首元に巻かれているマフラーを見て、一護は恨めしそうにそう言った。
一護の首元には、何もない。
首元に巻いてある真っ白なふわふわしたマフラーの端をつまんで、それを雨竜は見つめた。
雨「・・・」
一「おい、雨竜?」
雨「・・・」
一「お~い」
雨「・・・黒、かな」
一「は?」
雨「マフラーの色だよ、君の」
マフラーをつまんでいた手を離し、一護の方へ顔を向ける雨竜。
二人はその場で立ち止まった。
一「何でだ?」
雨「・・・、ハァ」
一「何でタメ息つくんだよ!」
雨「君がコレを羨ましそうに見てるから、作ってあげようかと思ったんだよ」
一「・・・マジ?」
雨「マフラーは二日くらいあれば編めるしね。・・・色は黒で良いだろ?」
一「何で」
雨「家に黒の毛糸があるし、コレと対照色だし、君の名前に『黒』って入ってるから」
一「・・・、そうか」
雨竜から視線を逸らし、頭を掻く。
そんな一護を雨竜は訝しそうに見やった。
雨「気持ち悪い」
一「なっ!?」
雨「頬を赤く染めるな、頼むから」
サッ、と踵を返し、さっさと歩いて行ってしまう雨竜を、一護は小走りで追いかけた。
一「恥ずかしいならそう言えっての・・・っ」
追いかけながら呟いた言葉に、雨竜には気付かなかった。
そして、踵を返したときに、
自身の頬も赤く染まっていたのを一護に見られたことも、雨竜は知らない。
追いついた一護は雨竜の隣に並ぶと、雨竜の手を取り、握り締めた。
雨竜は一護の手を振り払おうとするが、力で勝てるはずもなく、そのまま二人で帰路についた。
ある日の帰り道の出来事。
 


過去サイトの作品です。
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