忍者ブログ

雑文。

雑記と主にテニプリ&気の向くままのジャンルのSS(ベーコンレタス)を置いています。

[PR]

2024/11/22(Fri)21:25

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

No.|CommentTrackback

一緒。(※バトテニ)

2008/01/02(Wed)13:55

首亮
 
大気を震わせる火器の息。
耳が聞こえない、鼓膜が麻痺して上手く音を拾うことができない。
足は大地から離れようとしなくて、唇も僅かに揺れるだけで言葉を発さない。
でも視覚は捉えた、地に向かう身体と、鮮血の描く弧を。
嗅覚は捉えた、火器から臭う火薬の臭いと、鉄のニオイを。
また視覚は捉える、火器を扱った人間が笑うのを。
聴覚が戻る、自分の首元から発せられる機械音を聞き取った。
あ、
あぁ、
ああああぁぁぁあああああぁぁぁぁあああ・・・・・・!!!
「首藤ぉーーーーーーーッッ!!」
唇が条件反射のように素早く動いた。
身体もとぶように首藤の元へと寄っていた。
ペアがやられれば自分も首輪の爆発でやられる、そういうルールだった。
死ぬことに今、恐怖感はない。
ただ、首藤が血を流したこと、倒れたこと、やられたこと、それがグルグルと頭の中をまわる。
唇はまた上手く動かなくなった。
名を呼びたいのに。呼びたいのに、呼びたいのに!
「ほら、お前も道連れだァ!」
火薬の臭いを自分の臭いにしたヤツが喋る、愉しそうに笑う。
笑い声と機械音が重なって、どんどん速くなって。
「・・・しゅ、どぅっ・・・!」
あぁ、やっと呼べた。
でも、それっきり。
俺は首藤の名前を呼ぶことはできなくなっていた。 

 
 
 
首亮です。あれ、このCPって需要ある…?ま、気にしない気にしない!(イッツポジティヴ!)
やはり初めて書いたものだったので死ネタになっちゃいました。何なんだろう、このスキル…。
バトテニはよく見たりするんですが、書くことはあんまりなかったです。新境地。
あ、首藤を殺したヤツはご想像にお任せします、特に考えずに書いてたもので・・・えへ。
六角ではバネダビが一番好きなんですが、書き易さは首亮のほうが一歩リードです。
それにしても文才が欲しいものです。表現したいことが表現しきれていない…!
PR

No.7|六角。Comment(0)Trackback()

Comment

Comment Write
Name
Title
Mail
URL

Pass Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字 

Trackback

URL :