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雑文。

雑記と主にテニプリ&気の向くままのジャンルのSS(ベーコンレタス)を置いています。

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2026/09/17(Thu)23:53

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建前のおめでとう。

2008/01/26(Sat)22:25

銀謙
 
「あ、あのさ、銀。今日、銀の誕生日やろ? やからさ…ちーとばかしだけ、試さへん?」
紅潮した頬を隠しきれていないが真っ赤な顔をして、じっ、と目を合わせられて言われた言葉に、
銀の頭の中に疑問のマークが幾つも浮かび上がる。
今日が自分の誕生日ということで、
受験シーズンの最中であるにも関わらず祝いに来てくれた恋人から、
つい先ほどきちんとプレゼントは受け取ったし、祝いの言葉も貰った。
今更何を試すと言うのだろうか。
思うが早いか言うが早いか、銀はすぐに疑問を口にしていた。
「試すって、何をや?」
「いや、だから、誕生日やし…」
もごもごと俯きながら喋る謙也に、誕生日で他に何かすることがあったか? 
と考えをめぐらせるが、一向にその答えは出てこない。
そもそも『試す』という言葉自体から、全く何も想像が出来ないのだ。
普段あまり物事に執着しないからやろうか、と心の中で息づいてみるが、
それで言葉の意味が解決されるわけではなく、かといって今、
目の前にいる人物からこれ以上聞き出すのは難しく思えた。
謙也が下を向いていてこちらの行動が見えないことを承知で、その様子を窺う。
さっきは頬だけが紅くなっていたのに、今は耳までほんの薄っすらと紅く染まっていて、
口の中は未だに何かを呟いている。
座高が違うためにその声は聞き取れないのだが、
とりあえず謙也が大声では言えないようなことだろう、とやっと見当がついた。
「謙也」
名を呼んでみれば返って来た声は心なしか裏返っているような気がした。
それはまぁ、急に話しかけられればそうなるだろう。
「な、何や…っ?」
「言いたいことが何なのかはよぅ分からんのやけど、とりあえずワシは何をすればええ?」
相手がしたいことで自分がどう行動すればいいか分からない以上、
相手のしたいようにさせればいいと結論づけた銀は、そう謙也に言い放った。
言われた謙也は今までの紅さとは比べものにならないほど真っ紅になる。
パクパクと金魚のように…しかしものを欲しているのではなくただ驚いて…口を開閉し、
居場所を捜し求める手が空中を彷徨っていた。
あ、だの、わ、だの、焦って上手く言葉が纏まらず自然と漏れ出してしまう言葉に、
恥ずかしくなってまた自分で焦ってしまう。どうしようもないくらい空回りしていて、
変なことを望んだから神様が怒ったのやろか、と本気で心配になった。
それでも、ぎゅ、と目を瞑り何とか自分を落ち着けて息を整えると、
目の前に座る銀に指示を出した。
「…やったら、目ぇ瞑ってくれる?」
「ん」
さっき言った言葉の通り…意味が分かるまでではあるが…全て謙也に任せるつもりなのか、
銀は従順に目を閉じた。
目を閉じたその顔の造形に、きゅ、と謙也の心臓が持っていかれる。
外国人に媚びない日本人特有の格好良さを持った、芯の真っ直ぐとした鼻と、
すこし幅の広い唇。眉は短めだけれども、きっちりと尻の上がった柳眉で。
最初に惹かれたのはこの顔だったと、口端に淡い笑みを乗せた。
その顔は、謙也の視界をどんどんと侵食していった。視界という画面を全て占領したかと思うと、
画面をはみ出しても尚、占領をし続ける。
胡坐を掻いた銀の足に片手を置くとそのまま身を乗りだす。
画面いっぱいにあった銀の顔は自分の瞼で隠された。自分の薄い唇が銀の唇にあたる。
途端、肌を通して、息を詰められたのが分かった。
それでも自分の勇気を一生分使い切る覚悟で幅のある唇を舐め上げる。
何度か角度を変えて唇を合わせたらまた舐め上げて。
心臓がバクバクいっているのも分かるし、
頬が燃え尽きそうなほど紅潮しているのも分かっている。
乗り出した身体を支える腕も緊張で震えていた。
でも、好きな人を触れ合えていることのほうが、謙也にはすごく嬉しいことだった。
自分の唾液で湿った唇たちが触れて離れる際に、
ちゅ、ちゅ、と音を響かせて来た頃、謙也はそっと瞼を上げて銀の様子を窺った。
すると銀鼠色の瞳と視線が合う。
ずっと見られていたのかと驚いて唇を合わせたまま硬直していると、
薄開きになっていた下唇を噛まれた。
その後は肉食獣が獲物を確かめるかのような感じで噛まれた部分を舐められる。
ゆっくりと、時間をかけて。
ゾクゾクと悪寒と似ているけども違う痺れが背筋を通り抜けて、手には無意識に力が入るのに、
脚は自分の言うことを聞かず力が抜けた。そのまま床に座り込んでしまう。
「ぎ、銀…!」
「意味、やっと分かったで」
そう言って小さくキスをしてくる銀に、一気に緊張の糸が切れた謙也は叫ぶ。
「せやかていきなり…っ、あぁもうえぇわ!」
 
真っ紅になって嬉しさと恥ずかしさのあまり縮こまる謙也に、銀は愛おしさを感じる。
こうして自分のために祝いに来てくれたことに。

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あとがき

No.21|四天宝寺。Comment(0)Trackback()

思惑。

2008/01/13(Sun)18:46

不知新
 
背中にかかる重みに一層心拍音が速くなる。
耳元で語られる話にも意識を集中できない。逆にどんどん意識が離されてゆく。
世間の季節が冬だとしても現代の機械の性能からすれば部屋の中は暖かいはずなのに、
暑くもなく寒くもなく、
人がくっつきあったとしても何の支障もない今の部屋の温度がものすごく恨みがましく思えた。
いつも感謝して使っているエアコンをぶっ壊したい衝動に駆られる。
しかし温度設定をしたのは自分だ。今更嘆いても仕方がない。
だが少なくとも、こうなるように仕組んだ憶えは全くない。信じてほしい。
「知弥、聞いてる?」
不意に視界に入ってきた顔と、鮮明に聞こえた声に、反射的に返事をする。
反射的すぎて挙動不審な声になった。
「あ、な、何?」
「やっぱり聞いてない。だいらさー…」
話を続ける唇に目がいって、慌てて視線をそこから逸らす。
さっきよりもオレに体重をかけて身体を前に倒しているため、
顔がより近くにあって否応にも唇が視界に入る。
手に持った雑誌の一ページの一箇所を指差して、
オレが聞いていなかったために説明してくれているが、
はっきり言って全然頭の中に入ってきていない。
ちらちらと視界に、軽快に形を作り出してゆく唇が映る。
背に自分よりも多少高い体温がある。
鼓膜を揺すぶる自分の好きな声がする。
…手のひらに嫌な汗をかく。
持久戦は自分のプレースタイルではあったが、どうにも自制に対しては持たないらしい。
分かったか、とこちらに顔が向いた瞬間、どう行動するか考えるよりも先に、
一気に後ろを振り向き、肩を押してその身体を床に倒し伏せた。
頭は打たないように腕でカバーした。そのくらいの器量は見せる。
視線を下に向けるとオレの影を被った顔はきょとんとしていて、暴れるでも叫ぶでもなかった。
「今、やぁがどういう状況下にいるか分かるい?」
「…知弥に倒されてる」
「正解。じゃ、どういう意味かも分かるさいな?」
正直言って、暴れられないのと罵倒されないのには、すこしだけ拍子抜けした。
間が流れる。
今その言葉の意味を理解してくれて、逃げたそうとしてくれるなら、逃がすだけの理性はある。
今まで自分を抑えてきた結果の、友人としての幼馴染としての関係は水に消えるが、
無駄に傷つけるよりはよっぽどいい。
間の効果なのか何なのかは知らないが、
互いに外されることのない視線にありったけの想いをこめていると、
ふっ、と唇が弧を描いていた。
オレのではなく、浩一の唇が。
「分かってるさい」
決して馬鹿にしたような笑みではなく、言うなれば慈しむような、そんな笑みだった。
でも哀れみでもなく、受け入れるような笑み。
とたん、何故か一気に現実味がでてきて、オレを飛び急いで浩一の上から退いた。
もう何を言ったかも分からないまま部屋を飛び出して、廊下を走って、別の部屋に移った。
途中、柱の角に足をぶつけた。情けない。
部屋の戸を閉め、ずるずると床に座り込むと、時を狙ったように顔の中心に熱が集まってきた。
「…やばい」
小さく呟いた言葉に、やっとどんなことが起きたのか思い出すことができた。
 
頭を冷やして持ってくる! と訳の分からないことを言って、知弥は部屋を出て行った。
たぶん、頭を冷やしてくる、と、飲み物を持ってくる、が混じったのだと思う。知弥らしい。
しかし、あそこまで肝の小さい奴だったとは知らなかった。
昔からの知り合いで幼馴染の部類に入るだろう関係の中で、
知弥は結構男気のある奴かと思ってたのに。
食わぬ膳は男の恥だぞ、知弥。
折角こっちが、知弥が部屋を出た隙に部屋の温度設定を低くしたり、ワザとくっついてみたり、
耳元で喋ったりしてるのに…何であそこまで持っていっておいて逃げ出すかなぁ。
倒されてたままだった身体を起き上がらせて、がしがしと頭を掻く。
近くに熱源がなくなったことでブルッと寒気がして、低くしていた温度設定を何度か上げた。
ピッピッと気分にそぐわない電子音が響く。
おそらく知弥はあと十数分しないと戻ってこないだろう。
とりあえず手近にあった枕を掴んで握り締める。
我ながら大胆なことをしたと思うが、あまりにも知弥が何もしてこないので、仕方なしの強攻策だ。
それに…
掴んだ枕を抱きしめ、ボスンと床に倒れこむ。
「せっいく知弥の誕生日だいら頑張ったのに」
何とかこじつけがあれば知弥も諦めないと思っていたのに、
その言葉を言う前に逃げ出すとは思ってもいなかった。
「知弥の大ふらー野郎…」
呟いた言葉は、エアコンの稼動音に吸い込まれていった。

あとがき

No.20|比嘉。Comment(0)Trackback()

獣か。(※微々裏)

2008/01/12(Sat)00:11

裕金
 
薄々、気づいてはいたんだ、その視線が変わっていることに。
欲にまみれた、狙うような視線に。
談笑している間にかすかに感じたり…
でも怖かったんだ。変わってしまうことが。
それでも君が我慢しているのも感じていたから。
「ねぇ不二」
「なんだよ」
平然を装う君の瞳は揺れていた。
今、解放してあげるから。
「やろうよ」
「何を」
「…sex」
息を呑むのが分かる。
口付けながら囁いた言葉に、君は苦しそうな表情(かお)をしながら、僕の口付けに答えた。
水音を交えながら息もできないほど長く長く口付ければ、君はもう獣を解き放っていて。
「金田…後悔すんなよ。知らねぇぞ」
「うん…大丈夫」
それから僕らは、床にもつれこんだ。


あとがき

No.19|ルドルフ。Comment(0)Trackback()

ここの説明。

2008/01/07(Mon)13:39

どうも初めまして、荻。(おぎ)といいます。「。」はあってもなくても構いません。
ここ(雑文。)は文字通り荻。の雑文を置いておくところでございます。
テニプリを主とし、あとは気ままに思いついたもののジャンルの小説を置きます。
小説は主に『ベ-コンレタス(BL)』です。ついで、『マイナー』です。
全ての小説がマイナーとはいいませんが、基本マイナーとなります。
嫌悪がある方、また文字の意味が分からない方は今のうちにバックプリーズです。
 
リンクとリクエストについては別の記事に書いてあるので、そちらのほうをお読みください。
 
感想がありましたら、右側にあるフリーエリア内にあるところからどうぞ。
一応メールフォームの形をとってはいますが、拍手感覚で送っていただいて構わないので^^
お返事に関してはその下に貼ってあるリンクの「お返事はコチラで。」で行います。
 
尚、常識として皆さん弁えられているとは思いますが、無断転写、二次配布、など、
絶対になさらないよう、お願い致します。アダルト掲示板へアドレスを置くのもお止めください。

No.17|初めに。Comment(0)Trackback()

リンクについて。

2008/01/07(Mon)13:34

リンクに関しましては、同人サイト様のみにてリンク可とします。リンクフリー、報告任意です。
もし報告を下さるという方は、右側のフリーエリア内のメールフォームからお願いします。
また、相互をお望みの方がいらっしゃいましたら、
その際は一言声をかけていただけると夜眠れないくらい幸せな気分になります。えへ。
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No.16|初めに。Comment(0)Trackback()